あいつは突然やってくる
一昨年も
去年も
そして今年も
この時期になると、あいつがやってくる
あいつの名は・・・
「カッコウ」
もうそんな時期ですか
毎年彼がやってきてから約1週間位、目の前のマンションの共同アンテナに朝5時頃から長い時で10時頃まで居続ける
「カッコウ」と鳴きながら
近場で聞いた事ある方ならお分かりいただけると思うが、かなりのボリュームである
近隣の方々もきっとこの時期の朝は早いだろう
と思い、かっこうについて調べてみましたので
デカい鳴き声のあいつは何者なんだ!?と思っている方は覗いてみてください
カッコウとは
分類:鳥綱カッコウ目、カッコウ科に分類されるカッコウオブカッコウである
全長:約35cm
分布:ユーラシア大陸とアフリカで広く繁殖する。日本には夏鳥として5月ごろ飛来する
生態:森林や草原に生息する。日本では主に山地に生息するが寒冷地の場合は平地にも生息する
食性:昆虫類を始めとする節足動物等を食べる。主に毛虫を食べるとされる
鳴き声:オスはもちろん「カッコウ」メスは「ピピピピ」と鳴くようだ
托卵
カッコウ科のいくつかの種には他種の鳥の巣に卵を産み込む《托卵(たくらん)》という習性がある
つまり自分では育てないって事だ
カッコウはかつてホオジロという鳥へ托卵することが多かったようだが、近年はオナガやオオヨシキリなど、複数の托卵相手がいるようだ
托卵方法
・産み先の鳥が留守の間にそっと卵を産む。更に元々巣の中にある卵をひとつ持ち去って数合わせをし、バレにくくするようだ
・カッコウのヒナは早ければ10日程度で孵化。だいだい巣の持ち主のヒナより早く生まれるようで、動けるようになったら巣の持ち主の卵やヒナを巣の外へ放り出し、自分だけを育てさせる(;゚Д゚)
※場合によっては他のヒナを押し出せず、仕方なく一緒に育つ場合もあるそう
托卵理由
不明。一説では、カッコウは体温の変化が激しいため、卵を温めるのに向いていないから托卵する説がある
鳴く理由
・縄張り争い
・托卵したヒナに自分の鳴き声を覚えさせる為
閑古鳥について
「閑古鳥(かんこどり)が鳴く」の「閑古鳥」は「カッコウ」の別名
閑古鳥が鳴くというのは、暇なお店などを指して言うことが多いと思うが、由来はカッコウの鳴き声が寂しい印象だったこと、また人里離れた山などで鳴き声が寂しく響くさまから、言われるようになったようです
まとめ
自分で育てたいけど、育てられない理由があるとしたら悲しい鳥なのかもしれません。カッコウと鳴く声も、よく聞くと悲しい鳴き声に聞こえてきます
でも、だからと言って僕を早くに起こしていい理由とはならない
カッコウさんを責めることもできない
仕方ない、寝苦しいが窓を全て閉めて寝るか・・・
カッコウ!(では、また!)